この本は次のような方におすすめします
- 人の目が気になり過ぎて自分の考えを表に出せない
- トラウマや劣等感から抜け出したい
- 何か自己啓発本を読んでみようと思ったけど読書習慣が無い
私がこの本を読んで得た学びは「課題の分離ができれば生きやすくなる」ということです
この学びから自分の悪い癖である「人の目が気になる」、「自分を人と比べてへこむ」ということが改善されました
嫌われる勇気を読もうと思ったきっかけは、休職中に利用した復職支援プログラム「リワーク」で知ったからです
>>>リワーク体験談|費用やメリットを紹介【失敗しない復職への近道】
- 精神科医が講義するプログラムで「ストレスを軽減するには課題の分離が有効だ」と話していた
- 読書習慣の無かった私も、さすがにこの本のタイトルだけは知っていた
- うつ病克服のためにも「まぁ200万部も売れてるならとりあえず読んでみるか…」と半信半疑で読んでみた
読書の習慣がなく、自己啓発ってなんかうさんくぇと思っていた自分が完読できました。そして、大きな学びを得ることができました
もくじ
200万部を売り上げ、ホリエモンも共感した名著
嫌われる勇気という本は、本屋のビジネス書・自己啓発本のあたりに行くと必ず目にする目立つ青色で目を引くタイトルの本です
私は読む前まではこう思ってました
- サブタイトルが『自己啓発の源流「アドラー」の教え』?
自己啓発!?うさんくせぇな - 「人に嫌われてもいいから好き勝手に迷惑かけてもええんやで」って書いてる本なんやろ
- アドラーってだれやねん
実際に読んでみるとうさん臭くありませんでした。そして人に迷惑かけてええんやでという内容ではありませんでした
書かれてある内容は、アドラーという精神科医が唱えた心理学を、哲学者と青年の対話形式でわかりやすく説明するというものです。
アドラー心理学の入門書でありバイブルであるといえます
あのホリエモンは、この本を読んで「自分が言いたかったことがすべて書かれている」と共感したそうです
対話形式で読みやすい
この本は次のような対話形式で話がすすみます
※実際は関西弁ではありません
青年の芝居がかったセリフに賛否がわかれるところだと思います
しかしこの対話形式が、本をほとんど読まなかった自分にとっては非常に読みやすかった
「課題の分離」を実践 ⇒ ストレスが少なくなり楽になった
アドラー心理学では次にあげるような様々な教えがあります。一例です
- 過去の原因ではなく、いまの「目的」を考える(目的論)
- すべての悩みは対人関係である
- 他人の課題を分離せよ
- 対人関係のゴールは共同体感覚
- 叱っても褒めてもいけない
私がこの本で得た一番の学びは「課題の分離」にありました
課題の分離を簡単にいうと「人のことなんか気にせず、自分がどう生きるか考えろ」という教えです
アドラーは対人関係のトラブルを、自分の課題に踏み込まれたり、他者の課題に踏み込むことによって起きると考えました
他者の課題にも介入せず、自分の課題にも介入させない。他者を変えることはできないので、自分が変わる
それにより、他者も変わることがある。という教えです
これは課題の分離ができていない状態といえます。なぜなら他者が自分をどう思うかは、他者の課題です
自分はそれをコントロールできません
他者をコントロールするのは難しいことです。それをどうにかしようと考えることは、他者の課題に踏み込んでしまっている状態です
この状態では、人の目を気にしすぎて自分の意見が言えなかったり、自分のしたいことができなくなってしまいます
その結果、自分の人生を自由に生きられず、幸せにはなれません
シンプルな考えですが、それができない自分にはめっちゃ刺さりました
この本を読んで以降、「人から自分はどう思われているか」と考えてしまったとき、心の中で呪文のようにとこう唱えました
「あかんあかん。課題の分離や、カダイノブンリ。カダイノブンリカダイノブリィカダイブリィ!」
少し楽になれた気がしました。ブリの照り焼きはおいしいです
他に課題の分離の章で印象に残ったフレーズは「自分を変えることができるのは、自分しかいない」というものです
過去の自分なら斜に構えて「意識高い系やなw」と思うようなフレーズです。でも素直に「なるほどええこと言うやん」と思えました
アドラーさん、哲学者さん、著者さん、あざす
でも正直よくわからなかったところもありました
目的論は一回読むだけではよくわからなかった
課題の分離はすごく納得できて、実践してみようという気になりました
実践してみたら、ストレス軽減に繋がりました
ただこの本の最初のほうに書かれてある「目的論」は、ちょっとなにいってるかわかんない状態になりました
本書の書評をネットで見てみると、同じく目的論でつまずく人が多いようです
なので、再度読んで少しでも理解しようと努めました
でもわかったようなわからんような…
まあ、完全に理解せんでもええかな、と思ってます
なぜなら課題の分離で得た学びが大きかったからです
まとめ|課題の分離で生きやすくなる
この本を読んでの感想をまとめます
- 読書習慣の無い自分でも対話形式で読みやすかった
- 課題の分離が自分にとっては役に立つ考え方だった
- 目的論は正直まだよくわからんが、それゆえ何回か読みなおそうと思った
- 自己啓発本は毛嫌いしてたけど、学びがあったから他にも読んでみたい
- 読むだけでなく学びを得たことを実践することが大事
「課題の分離ができれば生きやすくなる」という学びと体験を得られたので、とても有意義な本でした
そして「他にも本を読んでみよう」というきっかけになった一冊です
200万部以上売り上げ、あのホリエモンも共感したこの名著を読まないと損していると言ってもいいくらいです
一冊丸々読んでられるか!という方には一冊10分で読める本の要約サービスがオススメです
最後まで読んでいただきありがとうございました