スキルUP・自己啓発

【アサーションとは】意味とスキル3つを具体的な実例で紹介

【アサーションとは】意味とスキル3つを具体的な実例で紹介
  • 頼まれたことを断れない
  • 円滑なコミュニケーションをとりたい
  • アサーションについて知りたい

このような悩みや疑問を解決する記事です

アサーションというコミュニケーション法を紹介します

職場や家族関係において有効な、アサーションスキルを具体例で説明します

記事の内容
  • アサーションの概要とメリット
  • アサーションスキル(Iメッセージ・DESC法・オープンクエッション)の説明

記事を読むことで、職場でうまく立ち回り、家庭においても円満に過ごすコツを知ることができます

アサーションとは:自他を尊重するコミュニケーション

アサーションとは:自他を尊重するコミュニケーション

アサーションは相手も自分も大切にするコミュニケーション

アサーション(assertion)は本来辞書的には「主張」「断言」という意味です

しかしコミュニケーションにおけるアサーションは、1950年代アメリカで自己主張が苦手な方向けのカウンセリングでうまれた用語です

自己主張3パターン:攻撃的・非主張的・アサーティブ

自己主張には3つのパターン(攻撃的・非主張的・アサーティブ)があるといわれています

「レストランで頼んだものと違うメニューが出てきた」場合の例で説明します

攻撃的 こんなの頼んでないぞ!責任者出せ!と怒鳴りテーブルを叩く
非主張的 腹を立てながらも、黙って食べる
アサーティブ 頼んだものと違っているので変えてくれますか?と店員に言う

このように強引ではない・自分を押し殺さないバランスの取れた言動を「アサーティブ」といいます

なかでも「非主張的」なタイプの方は、相手を尊重しているように見えて本心を抑えているため、ストレスを抱えてしまいがちです

アサーティブなコミュニケーションに必要なこと

  • 自分の意見をはっきりさせる
  • その意見を具体的に表現する
  • 相手の思いを尊重し理解する

相手のことを尊重し、「依頼する」「断る」などをはっきりと上手く伝えることで、円滑なコミュニケーションをとれます

アサーションのメリット

  • 意見が違う相手でも、双方が納得いく結論を出せる
  • 歩み寄りの精神で、爽やかな気持ちでコミュニケーションできる
  • 違う意見を知ることで自分の可能性が広がる

アサーションは意見が食い違っても、自他を尊重することが前提です

真正面からぶつかり合わず、対等に建設的な話し合いをすることができます

明日からできるアサーションのスキルを3つ紹介します

アサーションスキル①:Iメッセージ(⇔Youメッセージ)

アサーションスキル①:Iメッセージ(⇔Youメッセージ)

I(私)を主語にしたコミュニケーションのことです

逆にYou(あなた)を主語にしたものは、Youメッセージと言います

Iメッセージを使い自分の感情を伝えることで、相手にとって受け取りやすい言い方になります

Iメッセージを使ったコミュニケーション例

Iメッセージ Youメッセージ
部屋を片付けてもらえると(私は)助かるな なんで(あなたは)部屋を片付けないの
頑張っている姿を見ると(私は)嬉しいな あなた頑張ってるね
遅れる時は連絡くれると(私は)嬉しいな、心配したよ なんで遅れたの?

Youメッセージは「非難している」「かどが立つ」「上から目線」という印象です

一方Iメッセージは、自分の感情と意見を伝えつつも相手を尊重し、やわらかい表現になります

Iメッセージのメリット

  • 自分の感情を伝えられる
  • 言いにくいことでも相手を尊重して伝えられる
  • 批判的な内容でも相手を責めることにならない
  • 上から目線ではなく対等に伝えられる
  • かどが立たず相手にとって受け取りやすい

自分の率直な気持ちを、相手が受け取りやすい形で伝えることができます

アサーションスキル②:DESC法

アサーションスキル②:DESC法

相手を不快な思いにさせず、自分の主張や思いを伝えるコミュニケーション法です

以下の頭文字からとって「DESC」といわれています

D:Describe(描写する)
⇒主観を含まず、対応しようとする状況や客観的事実を話す

E:Express(表現する)
⇒自分の感じたことや主張を建設的に話す

S:Specify(提案する)
⇒相手にしてもらいたいことを提案する

C:Choose(選択する)
⇒提案した結果がNoを選択された場合の代わりとなる案を示す

具体例で説明します

DESC法のコミュニケーション具体例

明日の午前中にある会議資料を作っている時に「急ぎの案件の資料を作ってほしい」と頼まれた場合

描写する
(Describe)
急ぎの資料があるんですね
表現する
(Express)
私もぜひ力になりたいのですが、明日の午前中に会議がありその資料を作っているところです
提案する
(Specify)
明日の午後であれば対応できそうですがいかがでしょうか
選択する
(Choose)
もし明日の午後では遅いという場合は、対応できそうな職員を探します

最初から「私も急ぎの件があるので無理です」というのはかどが立って攻撃的です

依頼されたことをしぶしぶすることになると、自分の会議資料を遅くまで残業して作ることになりかねません(非主張的)

DESC法では、自分の状況を伝えた上で代わりの案を示します。そうすることで相手を不快にさせず自分にとってもストレスになりません

DESC法のメリット

  • 自分の意見をはっきりと伝えられる
  • 歩み寄りの精神で相手にとって誠実さを伝えられる
  • 相手も自分も不快な思いにならない

「自他を尊重する」コミュニケーションが実現できます

アサーションスキル③:オープンクエッション(⇔クローズドクエッション)

アサーションスキル③:オープンクエッション(⇔クローズドクエッション)

相手に自由な回答をさせる質問の仕方です

逆にクローズドクエッションは、相手の回答を「はい・いいえ」で答えさせる質問のこと

オープンクエッションを使うことで会話が広がり、相手の思っていることを聞き出せます

オープンクエッションの具体例

オープンクエッション クローズドクエッション
締め切りまでに何をする必要がありますか? 締め切りまでに間に合いますか?
一番好きな映画は? 映画は好き?
どんなことで困ってるかな? 困ってることはある?

オープンクエッションは「5W1H」で質問し、相手が具体的に思っていることを聞き出せます

一方でクローズドクエッションは「はい・いいえ」、「A・B」など回答を限定します

オープンクエッションのメリット

  • 会話が広がり盛り上がる
  • 相手に自由な回答をしてもらえる
  • 具体的な思いを聞くことができる
  • 相手に考えを深めてもらえる
  • より多くの回答を得られる

回答までに時間がかかる可能性があるのがデメリットです。なのでじっくり傾聴に努めることがコツです

クローズドクエッションは回答を限定することで、明確に早く回答を得らえます

オープンとクローズの使い分けが上手くできれば、より円滑にコミュニケーションできます

まとめ:アサーションでストレスの少ないコミュニケーションを

まとめ:アサーションで円滑なコミュニケーションを

自分と他人を尊重するコミュニケーション法「アサーション」について説明しました

紹介した3つのアサーションのスキルは、次のような場面で有効です

  • Iメッセージ:自分の率直な気持ちを相手が受け取りやすい形で伝えたい
  • DESC法:相手を不快な思いにさせず、自分の主張や思いを伝えたい
  • オープンクエッション:相手の思いを聞き出して会話を広げたい

ほかにもコミュニケーションのコツを知りたいという方は、以下の記事が参考になります

最後まで読んでいただきありがとうございました